長年ペーパードライバーでしたが、車の運転を再開して約半年が経ちました。運転をしていて、よく感じることがあります。それは、「一時停止」の標識で止まるとき、なんだか居心地が悪いんです。ちょうど車や歩行者がいるなら問題はないのですが、自分の車以外だれもいないとき、落ち着いてピタリと一時停止できていない感じがいつもします。

 瞑想は、まず身体の動きを止めて座ることから始まります。身体の動きを10分、20分と止めるなんて、普段の生活で経験することはまずありません。私も初めてマインドフルネス瞑想を体験したとき、2~3分ほどで逃げ出したい強い衝動に襲われたのを覚えています。居ても立っても居られない感じは、初回だけでなく、その後もしばらくは続きました。

 このどうしようもない不快感は、身体を止めてみない限り気づくことはできなかったでしょう。瞑想は、まるで子供のころにやった「あぶりだし」のように(古い例えですが)、自分の心と向き合うという初めての経験を私たちに突きつけます。 不快感に気づかなくて済むように、人はいつもいつも動き続けています。止まることはとても居心地が悪いからです。でも、この居心地の悪さに直面した瞬間こそ、初めて自分と目を合わせた瞬間であり、ある意味記念すべき瞬間だと思います。